犬島精練所美術館は、近代化産業遺産である銅製錬所の遺構を活用し、自然エネルギーやその土地にある素材を活かした三分一博志の建築と三島由紀夫をモチーフとした柳幸典のアートワークで構成される。「遺産、建築、アート、環境」という要素を複合的に感じることができる美術館である。
自然エネルギーである太陽熱、地熱をはじめ、犬島で採れる石やカラミレンガを使い、環境に負荷を与えないよう設計された空間のなかで、日本の近代化に警鐘を鳴らした三島を題材としたアート作品が折り重なる。現代社会が失ってしまったものを振り返り、これからの未来について大切なことは何かを考えるきっかけとなる場所である。


犬島精錬所美術館
アーティスト:柳幸典
作品No.:in07-B
料金:2,060円 | ※犬島精錬所美術館、犬島 くらしの植物園と共通 | ※15歳以下無料
休業日:火曜日(3/1~11/30) | 火・水・木曜日(12/1~2/28) | ※祝日の場合は開館、翌日休館 | ※月曜日が祝日の場合は、火曜日開館、翌水曜日休館
開館時間:10:00-16:30 (最終入館16:00)