小豆島の神浦地区は、大正時代から昭和の終わりまで良質な砕石を京阪神地方に出荷する採石場があり、砕石工場で働く労働者や運搬を請け負う地元の船主の利益によって大変栄え、三都半島の先端地域は活気に満ちていた。砕石業者が撤退した後の採石場跡は放置され、現在は静かな森に還ったが、三都半島の過疎化は急激に進んでいる。山声洞は、神浦地区の人の歴史変遷と自然が持つ治癒力を象徴の双方を同時に感じる空間となる。


山声洞
アーティスト:伊東敏光
作品No.:sd19
料金:無料
休業日:会期中無休
開館時間:9:30-17:00